2005年10月05日

海筋肉王で考えたテレビの類似番組について

 スポーツに限らず、人が何かに挑戦するタイプの番組は好きで、よく見る。
 火曜日は、フジテレビの「海筋肉王バイキングスペシャル」を見た。

 かなり難関のフィールドアスレチックを筋肉・体力自慢がクリアしていく内容。これは明らかにTBSの「サスケ」からヒントを得てできた番組だ。サスケで有名になった挑戦者が何人も出ていたし、やはりTBSが始めたマッスルミュージカルの出演者の多くもチャレンジしていた。

 面白いから見るのだが、ついTBSとフジ両局の間の仁義はどうなっているのか、考えてしまう。
 でも、テレビの世界は、こういうのもありなんだろうな。TBSだって、テレビ東京の大食いチャレンジ番組と同様のものを、人気出演者を引っ張って作っていたし。

 成功したものに、乗っかるという発想は世の常だ。
 出版界でも、それはある。古くは漫画の「少年サンデー」、「少年マガジン」。これに「キング」があって、「ジャンプ」、「チャンピオン」が出て、人気を競い合った。
 他のジャンルでも、ライバル誌というのはある。今はもうないが「平凡」に「明星」、「平凡パンチ」に「プレイボーイ」、「anan」に「nonno」、「LEON」が受ければ、他の出版社も30代向け男性誌をいっせいに出すという具合だ。
 このライバル関係が、その世界を活性化させ、盛り上がるという相乗効果がある。

 そういう世界にいて、それは分かり過ぎるぐらい分かっているのだが、テレビの場合は、演出手法や参加者のパフォーマンスがダイレクトに目に入るせいか、ちょっと違和感がある。
 でも、面白きゃいいってことなんだろうな。
 これが自由に競争できる社会というもんなんだろう。

 昨日、阪神株を買い占める村上ファンドは別におかしくはないと書いておいて、こんなことを考えている。
 まだ、ドライな手法に割り切りきれていない自分がいる。
posted by アイザワ at 23:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プロ野球界の浪花節体質

 阪神タイガース・星野SDが、村上ファンドが阪神電鉄の株の3分の1を取得したことに怒っている。熱烈なファンに支えられているタイガースが投資の対象、つまり金儲けの対象になるのは、けしからんということだろう。

 私だって、いわゆる勝ち組の、しかも野球がどれだけ好きなのか分からない村上氏が、金にあかせてタイガースという人気ブランドを持つ阪神電鉄の株を買い占めることに関して、あんまりいい印象はない。
 でも、資本主義社会って、そういうもんじゃないのか?

 村上氏はドライだ。今のタイガースはばく大な利益を生むと読んだから株を買った。発言権が強くなったといっても、人気を損ねるようなことはしないはずだ(たとえば、チーム名を村上タイガースにするような)。
 対する星野はウェットだ。伝統あるタイガースを金儲けしか考えていない輩から守ろうとしている。つまり浪花節の世界だ。
 だが、この浪花節に固執したことが、今のプロ野球人気低落につながっているのではないだろうか。

 もちろん、プロ野球に浪花節は必要な要素だ。大けがから復活して活躍した、ファンの声援に後押しされて打つことができた。こうしたシーンにファンは感動する。感動はウェットだ。
 だが今は、プレーする側に感動を呼ぶ存在は少なくなっているし、観る側もそれを受け止められる層は少なくなっているような気がする。

 要は、ウェットが先か、ドライが先かの問題。昔のように野球好きがいっぱいいて、全力プレーを見せれば感動した時代はウェット先行でよかった。それがあってプロ野球という興行が人気を得た。
 だが今は、興行として成り立たせることが先行課題になっている。まずは、ファンに球場に足を運んでもらい、中継にチャンネルを合わせてもらい、そのうえで見る者を感動させるプレーをしなければならないところまできている。

 だったら、時代の変化を嗅ぎ分けて、金儲けの才覚を発揮している人たち(楽天・三木谷オーナーや村上氏、ホリエモンなど)のドライな感覚を利用すればいいではないか。怒ったりしないで、うまく使えばいいんじゃないかと思う。

 星野SDの論理も、巨人を解雇された清原の言い分も、みんな浪花節。浪花節なんて今やノスタルジーの世界(私は好きだが)。そんなものにすがっていたら、若いファンはついていかないんじゃないだろうか。
 その意味で、星野SDの怒りに違和感を持った。




posted by アイザワ at 01:49| Comment(0) | TrackBack(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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