2005年11月03日

剣道日本一決定戦は見ごたえがあった

 今日は全日本剣道選手権を見た。
 剣道は、見て楽しむには年季が必要な競技だ。剣先が相手をとらえていても、1本になる場合とならない場合がある。打ち込んだ側と打ち込まれた側の体勢などで1本かどうか判断するようだが、私はまだ、正確に判断できる眼を持っていない。だが、それでも、観ていると引きつけられるものがある。

 とくに私が注目するのは、戦う両者のボディコントロールだ。全日本選手権の上位までくると、どの選手も体の使い方がうまい。相手と向かい合えば、どうしたって緊張する。ツバ競り合いの状況では力も入る。だが、素早く正確な動きをするためには力が抜けた状態、自由奔放に動ける体勢を作ることも重要だ。それには気持ちも充実していなければならない。リラックスしていながら、神経がピーンと張り詰め、隙がない状態といったイメージだろうか。
 それが優勝した原田悟六段には感じられた。
 決勝での相手、初出場の内村良一四段も、いい動きをしていたが、勢いに乗ってここまで来たという感じがあった。初出場と、9回目の出場で過去に何度も悔し涙を流した選手の差か。
 ともあれ、この対決には奥深いものがあった。
posted by アイザワ at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Jリーガーもツラいのだ

 あるJリーグチームのファンクラブ誌の仕事をしていたことがある。チームや選手の近況を取材するために月に2〜3回、合宿所に足を運んだ。
 その合宿所に重〜い空気が漂い始めるのが、ちょうど今の時期、11月に入る頃だ。
 リーグ戦の結果が見えてくる今、チームの上層部はすでに来季のチーム作りを模索している。
 その構想から外れた選手は、この時期に戦力外通告を受ける。つまり解雇されるのだ。不調で試合に出られなかった選手、出ても期待外れに終わった選手は、いつその通告が自分にくるか、ビクビクしていた。
 戦力外通告は好成績を収めたチームにもある。だが、低迷したチームには大量解雇もあり得る。私が取材していたチームはその年、期待を裏切る成績だった。勝てないのだから、ただでさえ雰囲気は暗いのだが、多くの選手はその責任を取らされて解雇されるのではないかと沈んでいた。

 サッカーが好きで好きでたまらない連中だ。プロになれるぐらいだから、技術的にはとんでもなく秀でている。少年サッカー、中学、高校、大学…、常にエースとして活躍していた選手たちなのだ。が、Jリーグまで来ると、さらに上をいく選手がいる。その現実に直面し、失格のらく印を押されることにおびえる。大好きなサッカーができなくなるかもしれない葛藤が頭から離れず、ナーバスになっている。
 選手と接していると、その心境が痛いほどわかる。だから、この時期は取材する側もピリピリして、まともな取材はできない。
 今はもうファンクラブ誌の仕事はしていないが、この季節になると、不安な気持ちを抱えている選手がたくさんいることを、つい考えてしまう。

 華やかに見えるJリーグにも、こんな陰の部分がある。たぶん、今夜も不安で眠れない選手がいるはずだ。
posted by アイザワ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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