2005年11月07日

元祖!大食い王決定戦を見た

 今日のスポーツ観戦レポートは「大食い王決定戦」だ。
 えっ?、大食いなんてスポーツじゃない?
 でも、肉体を限界まで使い、ガチンコ勝負をするという点では一種のスポーツだと思うんだけどなあ。
 「大食いを競うことに何の意味がある」と嫌う人も少なくないだろうが、私は好きだ。

 私も若い頃は結構大食いで、チャレンジャーになった経験がある。
 あるタウン誌のライターをしていた時のことだ。大食いチャレンジの店を紹介する企画で、実際に成功できるものかどうか、チャレンジャーを立てて勝負仕立ての読み物にしようというものだった。
 食べるのはラーメン。麺5玉、スープは1升ビンに1・5本分。これを20分以内に、スープまで一滴も残さずに食べきったらお客の勝ちで、無料になるうえ、お食事券をもらえるというものだった。
 私は編集部代表、対する一般のチャレンジャーはふたり。編集者の人脈から連れてきた東大の柔道部員だった。別に編集部の期待を背負うという意識はなかったが、相手の「東大」+「体育会柔道部」という肩書きが私の負けん気に火をつけた。チャレンジが成功するかどうかはともかく、彼らには絶対負けられないと思った。

 出てきたのは洗面器大の丼に入った特大ラーメン。見ただけで威圧感がある。
 スタートの合図とともに20分間にセットされたタイマーのスイッチが押された。
 相手の2人は、東大とはいえ柔道部員だけあってガタイはいい。現役体育会の食欲はものすごく、相当なペースで食べ始めた。私も早食いの方だが、勢いでは負ける。同行した編集者もカメラマンも、その他の客も「ダメだな、コイツは」という目で私を見ていた。
 だが、10分を過ぎた頃、ふたりの東大生の食べる勢いが鈍り始めた。そして15分過ぎには完全に箸が止まった。私は根性で食べ続けて、ついに逆転。残り3分のところで、スープを残すだけとなった。あとは一気に飲み干せばいい。だが、胃袋はすでに限界に近く、少しずつしか入っていかない。で、あとひと口のところで非情にもタイマー音がなった。
 チャレンジは失敗した。が、個人的には東大の柔道部員に勝てたことが嬉しかった。

 20代の頃は、こんな体を張った仕事をしていたのだ。だから、大食い王決定戦のチャレンジャーにシンパシーを感じるのかもしれない(レベルは全然違うが)。

 「大食い王決定戦」の勝負は大本命の白田が、よもやのリタイヤ。医者の西山(昔は射手矢という名前だった)と若い山本の一騎打ちになり、大食い界のニュースター・山本が競り勝った。見ごたえのある勝負だった。
 それにしても、あんなに大食いしているのに、なんでチャレンジャーたちは痩せているのだろう(燃費悪すぎ!)。勝負が終わった後も、お腹が膨らんでいないのが不思議だ。いずれにしても彼らは超人だ。
 今は亡き消しゴム版画家のナンシー関さんが、大食い番組が好きでコラムに的確な論評を書いていたが、彼女ならこの勝負についてどんな表現をしただろう。読みたかったゾ。
 
posted by アイザワ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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