2006年01月14日

これでいいのか高校スポーツ その1

 冬シーズンのスポーツイベントも大体一段落したところで、私がこだわっている高校スポーツについて思っていることを書いていこうと思う。
 当ブログとは別に運営しているサイト(高校スポーツ・ウルトラランキング)でも書いていることで、重複する部分もあるが、今現在感じていることをつづっていく。
 高校スポーツは日本のスポーツの土台に位置する部分だ。プロ野球選手も、Jリーガーも、オリンピックや世界選手権などの国際大会に出場する選手も、ほとんどが高校の部活で鍛えられ、高校選手権やインターハイなどの高校大会で育っていく。
 大事な土台の部分なのに、その割りには注目されることは少ないし(野球やサッカーは注目されるけど、一過性のもの)、内在する問題(留学生問題など)をマスコミが取り上げたり、真剣に論じられることはあまりない。
 もちろん注目度が上がることがすべてではない。現場(大会会場)に行けば、身内レベルだけどそれなりに盛り上がっているし、トップレベルの選手は注目度とは関係なく、高いモチベーションを持って競技に打ち込んでいる。
 でも、注目されないより、された方がいいに決まっている。問題も論じられ、少しでも改善された方がいい。だから、問題提起として書き続けていこうと思う。
 その第1回目は、全国高校ラグビー大会のテレビ放送縮小についてだ。
 私は5年前の01年シーズンまで、全国高校ラグビーの広報誌のライターをしていた。その年まで、テレビ放送もサッカー選手権とほぼ同じ体制がとられていた。ラグビーはTBS系、サッカーは日テレ系のネットワークで放送。同じフットボールのライバルとしてスポーツファンの注目を集めていた。 
 高校ラグビーの場合、準々決勝までは生中継こそなかったが、当日の夜にはダイジェスト番組が組まれ、すべての試合の詳細が紹介された。大八木淳史さんなどが、解説者として盛り上げ役を務めていたのを覚えている人も多いだろう。準決勝からは生中継が行われた。スポンサーは住友グループ。試合の合間に流されるイメージCMは正月の風物詩だった。
 だが、住友グループがスポンサーから降りてからは放送体制が一変した。今年などは、準決勝までダイジェストもなし。決勝の1試合が中継されただけだ。CSやインターネットでの中継は行われていたが、これはよほど好きな人でなければ見ない。これでは、スポーツとしての注目度、人気度でもサッカーにますます差をつけられてしまうだろう。
 私はスポンサーをどうこういうつもりはない。大会をスポンサードするにはハンパではない大金がかかるし、道楽でやれることではない。01年シーズン当時から、高校ラグビーの競技人口は減っていて、選手15人揃わないチームも出てきていた。そういう状況を見て、スポンサーを降りる判断を下すのは企業として当然ともいえる。だが、そうだとしても、ラグビー人気を維持するためにも、協会や、その意を受ける放送局は、それに変わるスポンサーを探すべきだろう。そこでの積極的な働きかけがなかったことが、現状につながっているように思う。
 スポーツの人気というのは案外単純なものに左右される。ひとり、ものすごいスーパースターが現れれば突然人気が出ることもある。ラグビーでいえば、スクールウォーズのようなドラマがヒットしたことで競技人口が増えた。いずれにしても、注目を集めることが必要条件だ。
 ラグビー界は土台である高校ラグビーで、それを怠った。
 私には、地上波で決勝戦しか見られなかったことが、無性に寂しかった。
posted by アイザワ at 01:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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