2006年01月19日

これでいいのか高校スポーツ その5

 他県あるいは他国からのスポーツ留学生を受け入れている高校が、全国大会の上位を独占する状況は今や当たり前になっているし、この流れは止めようがないところまできている。これらの高校がトップアスリートを育てている現実があるわけで、今さら、とやかくいうことではないとも思っている。しかし、そう思う私にしても、割り切れない部分はある。こんな状況で、47都道府県の代表が日本一を争うという名目の「選手権」の意義があるのかということだ。
 たとえば昨年暮に行われたバスケットボールのウインターカップ。決勝は予想通り、セネガル人留学生がいる福岡第一と延岡学園の対戦になった。当ブログでも書いたが、その試合はレベルの高いプレーが続出したうえ、追いつ追われつの展開で実に面白かった。2メートル超のセネガル人選手同士のセンタープレー争い。それをフォローする日本人選手の巧みな技術。高校生離れした試合を楽しませてもらった。が、それ以前にこれらと当たったチームは、とても歯が立たず、一方的なゲームを強いられた。
 男子駅伝も、1区でトップを争ったのはケニア人。その一角である仙台育英が3連覇を飾った。もちろん優勝は2区以降の選手も実力がなければ、できるものではない。が、ケニア人ランナーのアドバンテージがあることも確かだ。つまり、こうした有力留学生がいない高校は、ハナから優勝を度外視した戦いを強いられているということだ。そこに平等な戦いはなく、全体的に見ると、予想通りの盛り上がりに欠ける全国大会になってしまう状況がある。
 県予選レベルになれば、もっと脱力感があるだろう。同じ県に留学生で固めた超強豪校があれば、他の高校はほとんど代表になる望みはない。プレーをするときも、どこかにあきらめ気分があるはずだ。この構図はやはり、どこかいびつである。(この項続く)。
posted by アイザワ at 01:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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