2006年02月10日

時代の移り変わりが解る、プロ野球選手名鑑

 週刊ベースボールの「プロ野球全選手写真名鑑」号が出た。
 週刊ベースボールは特集のテーマによって時々買うぐらいだが、この選手名鑑号だけは必ず買う。プロ野球好きということ+スポーツ関係の原稿を書くことが多いライターという職業上の必要からだが、一般のプロ野球ファンも同様のようで、ベースボールマガジン社で仕事をしている知人によると、選手名鑑号は通常号の数倍は売れるそうだ。
 私の場合、資料として保存し始めたのは、1989年から。今年の分を含めると、本棚には18冊の名鑑が並んでいる。
 89年版と今年の06年版を見比べると、時代の変化を感じさせて感慨深い。
 まず、驚くのは89年版には監督や選手の住所が載っていることだ。それも町名だけでなく、番地やマンション名、部屋の号数まで載っている。ファンレターが送れるように、という配慮かもしれないが、今、こんな情報を載せたら大変なことになる。高年俸の選手は犯罪をたくらむ者に狙われる危険があるし、若手選手はストーカー被害の怖れがあるだろう。個人情報に対し神経質になっている今では考えられないことだ。
 そうした問題を憂慮したのだろう。91年版からは住所は掲載しなくなった。
 でも、プロ野球選手というスターが平気で住所を公開していたのだから、80年代までは今とは比べものにならないほど、のんきで平和な時代だったともいえる。
 個人情報のことを考えると「大丈夫かな」という情報が、その後も載っていた。奥さんや子供の名前と年齢が、一昨年の04年版まで掲載されていたのだ。神経質になれば、その情報によって誘拐の危険も考えられるわけだ。それが05年版から消えた。そのかわり「妻と1男1女」という表記になった。
 奥さんや子供の名前など野球を見るうえでは何の関係もないわけで、公表しなくても全然構わないが、こういう変化を見ると、嫌な世の中になったんだなと実感する。

 視点を変えよう。89年版にも、06年版にも載っている選手をチェックしてみた。
 工藤公康(89年版=西武・06年版=巨人)、川相昌弘(巨人・中日)、吉井理人(近鉄・オリックス)、山本昌(中日)、清原和博(西武・オリックス)、桑田真澄(巨人)、田中幸雄(日本ハム)、緒方耕市(広島)、木田優夫(巨人・ヤクルト)、山崎武司(中日・楽天)、土橋勝征(ヤクルト)、飯田哲也(ヤクルト・楽天)、高木晃次(阪急・ロッテ)、中嶋聡(阪急・日本ハム)、立浪和義(中日)、鈴木健(西武・ヤクルト)、吉田豊彦(南海・楽天)、大道典嘉(南海・ソフトバンク)、堀幸一(ロッテ)、酒井忠晴(中日・楽天)、吉田修司(巨人・ソフトバンク)、江藤智(広島・西武)、谷繁元信(大洋・中日)、井上純(大洋・ロッテ)。前田幸長(ロッテ・巨人)。
 以上の25人だ。
 800人近くいた選手の中で、18年経っても生き残っているのは、たった25人。改めてプロ野球の生存競争の厳しさを思い知る。
 そんな中で、凄いと思うのは一番の古株の工藤公康だ。プロ生活を始めたのは1982年。25年後の43歳になる今年も元気でプレーする姿を見せてくれそうだ。どこまで頑張るか、見届けたい。
posted by アイザワ at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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