2006年04月30日

全日本柔道選手権を19歳の石井慧が制する

 体重制限なしの真の柔道日本王者を決める全日本柔道選手権の決勝は見ごたえのある試合だった。対戦したのは世界王者の鈴木桂治と世界ジュニア王者の石井慧。
 2004年8月、ふたりは別の舞台で頂点に立った。鈴木はアテネ五輪100キロ超級で優勝した。世界王者となったのだ。一方、石井は日本の高校王者決定戦・インターハイで優勝した。あれから2年、鈴木は王者の力を維持し、石井は大学生となってさらに力をつけ、同じ舞台で戦うことになった。
 世界を制した鈴木の足技は健在。だが、高校時代タイトルを総なめにした怪物・石井は足技を食いそうになっても動じない。結局、最後の最後で隙を見つけた石井が大内刈りで有効を取って勝った。19歳4ヶ月の石井の全日本優勝は最年少記録だそうだ。
 2年かけて石井は鈴木の位置、つまり世界のトップレベルに駆け上がってきたのだ。
 日本の重量級には、鈴木はもちろん、井上康生もいるし、棟田康幸、高井洋平もいる。それに石井が追いついた。世界大会に向けてますます分厚い布陣になったし、日本王者争いもさらに激化するだろう。柔道界は頼もしいぞ!
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2006年04月29日

卓球日本代表の金沢を、ラモスに例えることはないんじゃないか

 これまで日記には書かなかったが、卓球団体の世界選手権を結構熱くなって見ている。日本女子は予選リーグを順当に勝ち上がり、決勝トーナメントの準々決勝もハンガリーを相手に勝利した。放送しているのはテレビ東京。地味ながらシブい競技の中継をやってくれるテレビ東京は、好感を持っている局だ。今回の中継も、男子をやってくれないのは不満だが、某局がやるような、あざとい演出もなく、競技を集中して見せてくれるのはありがたい。
 ただし、中国からの帰化選手・金沢咲希の紹介の仕方にはひっかかった。「中国五千年の大和魂」というキャッチフレーズは、同様のことを他局もやっていることだし仕方がないが、選手紹介のVTRにラモスを登場させるのは、なんだかな〜って感じだ。日本代表としてプレーするために帰化した選手として例えているのだろうが、いきなりラモスが出てきても意味が解らない。金沢のプレースタイルを紹介した方が、見る側の興味につながるように思う。
 ともあれ、メダル獲得を確定した日本代表には拍手を送りたい。
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2006年04月27日

金村義明が見た故仰木監督

 昼飯の時、たまたま「徹子の部屋」を見たら、プロ野球解説者(というよりタレントか)の金村義明が出ていた。そこで語っていたのが、恩師である仰木彬監督の思い出だ。
 これがよかった。金村の話だから、笑えるエピソードが多い。だが、そんな中にも仰木監督を慕う気持ち、心底ほれ込んでいる思いが伝わってきて、ウルウルさせられた。話を聞けば聞くほど、仰木さんという人は、やることなすことかっこいい男だ。「仰木」を「男気」と読みたいほど。とくに生前葬をやった話にはグッときた。死を覚悟したうえで監督を引き受けた2005年シーズンを迎える前の12月、仰木さん自身の発案で生前葬を行ったそうだ。費用は全部、仰木さん持ち。香典代わりの会費は一切受け取らず、お返しもしない。そんな生前葬をやったら、野茂、イチローをはじめとする仰木さんを師と仰ぐ多くの選手がかけつけたそうだ。そして2005年シーズン、ペナントレースをしっかり戦い終えてから、この世を去った。生前葬では、「グラウンドで死ねるなら本望」と語っていたそうだ。実際はグラウンドで亡くなったわけではないが、ほぼその通りになった。教え育てた選手たちが、その思い出を心に刻んでいる。これほどかっこいい死に方はない。
 仰木さんが出た福岡・東筑高校は高倉健の母校でもあり、ふたりは親友だったそうだ。ニッポンの男の中の男と呼べるふたりが出た東筑高校とはどんな学校なのか、気になっている。
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部活のしきたり

 今年、高校に進学した娘がバドミントン部に入ったのだが、そこでのしきたりに馴染めないと、ぼやいている。そのしきたりとは、上級生へのあいさつとか、声出しといったものだ。
 中学時代は陸上部にいた。学校によっても違うだろうが、陸上競技は個人競技のため、チームワークを高めるたり、秩序を保つためのしきたりというのは、あまりないようだ。が、チームスポーツの部は、どうしてもしきたりがつきもの。それに対する違和感があるらしい。
 私も同様な経験がある。私の高校時代は相当昔だから、今とは比べものにならないほど、部内はしきたりだらけだった。3年生は神様、2年生は人間、1年生は奴隷。そんな感じで、体罰もある。が、それに耐えるのは当たり前のことだった。
 今は、上級生も下級生も友達感覚でつきあう部活が増えているといわれるが、それでも伝統校の部活では、さまざまなしきたりがあるはずだ。そして、それに違和感があって憂鬱な部活生活をスタートさせた高校生もたくさんいるだろう。
 話を聞くと、理不尽なことも山ほどある。それに耐えるのはナンセンスでもある。
 だが、ある意味それも、うまく行くことばかりではない人生の練習のようなもの。非合理的だが、耐えるのも、ひとつの社会勉強ではないかと思っている。それを、メゲている娘に話した。
 な〜に、変なしきたりだって、ひと月もすれば、慣れるものだ。そして部活に慣れるに従い、そんなことは気にならないほどの喜びが味わえるようになる。
 ちょっとの辛抱だよ。がんばれ!新1年生。
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2006年04月26日

清原は裸の王様か

 「次に当てられたら、命をかけてマウンドに突っ走る」という清原の相手ピッチャーに対する恫喝発言が波紋を呼んでいる。20日の日ハム戦で、ダルビッシュに死球を受け、左手打撲のケガをしたことを受けての発言だ。戦列復帰に向け、ピッチャー心理に影響を与えるためと思われる。
 何を言ってるんだか、である。そもそも、ダルビッシュから受けた死球だって怒るようなボールではなかった。VTRで見たが、プロのピッチャーなら誰もが投げるような内角胸元のボール。清原は、それを打ちにいって、自分から当たりにいったように見えた。
 清原は歴代でもダントツの死球王だ。内角が弱点で攻められるということもあるが、それ以上に、避け方が下手というのが定説だ。向かっていく気性である反面、体が固く、機敏さに欠けるため、ヒョイっとボールをかわすことができないのだ。死球が多いのは自分にも責任がある。それを棚に上げて、恫喝するとは。巨人にいた去年、好機で阪神・藤川にフォークで三振に取られた時、「なんで、ストレートで勝負をしないんや。力と力の対決ができない藤川には失望した」というような発言をしたことがあったが、それも同じ。野球は劇画やプロレスの世界とは違う。内角を攻めようと、どんなボールで勝負をしようと、相手ピッチャーの自由。ピッチャーだって打たれたら生活に響くのだから、命がけで勝つための勝負をする。そこにはかけひきもある。少々危険なボールもある。ピッチャーもバッターも、それを承知で向かい合うのが野球だ。
 なのに、清原は言葉や威圧感満点の態度で、自分有利の状況に導こうとしている。
 清原が凄い選手であることは認める。出場試合数は現役で最多。歴代でも10位以内に入るのは時間の問題だ(実は某雑誌でそれを誉めたばかりだ)。通算ホームランも歴代5位。通算打点も歴代9位。こうした記録はもちろん、記憶に残るプレーも数多く見せている。
 こんな実績があるのだから、プライドを持って黙って勝負に臨むべきではないか。その方が、ずっとかっこいいのに。
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2006年04月25日

闘病中の女子砲丸投げ・日本記録保持者、森千夏がんばれ!

 陸上競技・女子砲丸投げのアテネ五輪代表・森千夏が虫垂ガンで闘病中だというニュースを聞いた。治療費が高額なため、日本陸連が寄付を呼びかけているという。
 森のパフォーマンスは日本選手権で何度か見ている。女子砲丸投げという地味な種目のため知名度はないが、169センチ・92キロという体から、日本人離れしたスケールの大きな投てきを見せる選手だ。世界大会では、メダルは無理としても入賞は狙える存在として期待していた。
 それだけに、このニュースはショックだ。まだ、25歳。その若さでガンを抱え込むことになるとは…。本人が一番辛いのは当然だが、力みなぎるパフォーマンスを見てきた私も信じられない思いだし、つらい。なんとか病気に打ち勝ち、復活してもらいたい。
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2006年04月24日

引退宣言した新庄に、なぜかみんなやさしい

 新庄が引退宣言をして5日が経ったが、思いのほか世間は新庄の決断に対して、やさしい。マスコミも、批判的な記事はあまり載せていないし、ファンからも批難の声は聞かれない。別に期待していたわけではないが、「サンデーモーニング」で、オヤジ感覚でスポーツ選手を切る大沢親分も、張本も、新庄に「喝!」を出さなかった。「あれだけの選手なのだから、辞めないで欲しい」と翻意を促すようなコメントだけだった。オヤジが文句を言わなくてどうする、といいたい。オヤジの古い感覚と、新庄のトンデモ感覚が、ぶつかり合ってこそ、議論は熱くなるのだし、スポーツ選手の引退についての問題も注目されるのではないか。
 新庄も、自分の決断が波紋を呼び、批判も含めて論争などの騒ぎになることを期待していたはずだ。このまま、やさしく引退までの日々を見守ろうっていうんじゃなあ。なんか、拍子抜けだ。

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2006年04月22日

プレーにミスはつきものだが…

 22日は、プロ野球もJリーグも見ず、草野球のやりに行った。たまには自分でプレーもしないと、選手の感覚が判らなくなっちゃうからね。
 でも、プレーするのは半年ぶり。このところ色々忙しくて、ランニングも中断しているから、完全に体がなまっちゃって、全然動けなかった。
 幸い守備の方は、難しい打球が来なかったから、ミスなしで済んだが、守備位置に立っているだけで疲れる。打球とともに体を動かさなきゃならないから、ただたっているだけでなく、全身の筋肉が緊張状態にある。日頃、パソコンに向かってばかりの生活をしているから、この筋肉の緊張感がしんどいのだ(若い人には、分からないだろうな)。
 たかが草野球とはいえ、これでミスでもしたら、結構へこむ。
 そういえば、21日のヤクルトー横浜戦では、ライトを守っていた武内が、イージーフライをポロリとやった。こういうプレーをプロがしてしまうと落ち込むだろう。武内は打力が買われてプロ入りした選手だが、そうはいっても、イージーフライを落とすのは、プロとして情けない。落ち込んだはずだ。武器の打力の方も1割を切った状態だし、2軍行きは近いかも。
 こういうワンプレーで、周囲の目も変わってくるのだから、やっぱりプロというのは大変だ。
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野球の不可思議さが味わえたヤクルト−横浜戦

 巨人―阪神戦の結末も劇的だったが、それよりも野球というスポーツの醍醐味を感じさせた試合が、ヤクルト−横浜戦だった。
 4−1で横浜がリードして迎えた8回裏。横浜は160キロストッパーのクルーンを出してきた。今季の自責点はゼロ。この日もストレートは156キロ出ていたし、フォークも切れていた。実際、ラミレス、ラロッカは「打てっこない」という感じで三振。たちまちツーアウトになった。もう99パーセント、ヤクルトの勝利はないと思った。
 ところが、ここからドラマが始まる。前の打席まで全然ダメだったリグスが、詰まりながらも右中間に2塁打。宮本がフォークをなんとかバットに当てて内野安打。米野もフォークにくらいついてタイムリー。武内は三振を取られたが、振り逃げで生き残る。青木もフォークをバットに当てて内野安打。そして、代打で出た土橋が、フォークをバットにうまく乗せるように打って、逆転2塁打を打った。
 ひとりとしてクリーンヒットはない。なんとかバットに当てて(三振振り逃げの武内を除き)、つないだ結果だ。今、一番安定しているクルーンから、6人が連続してアウトにならないなんて、とても考えられないが、実際にはそんなことが起きた。一度流れが傾くと、絶対なんてなくなる。これが野球なのだ。
 世間は巨人・李のサヨナラホームランに注目するだろうが、私としては野球の不可思議さを実感できたヤクルト−横浜戦の方が面白さを感じた。
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2006年04月21日

ラグビーの若き名指導者・清宮克幸に対するイメージが変わった

 朝、家族が入院する病院にクルマで向かった。で、ラジオを聴いていると、TBS「大沢悠里のゆうゆうワイド」に、早稲田大学ラグビー蹴球部の元監督で、今季からトップリーグ・サントリーの監督を務める清宮克幸氏が出ていた。
 清宮氏には、かなり前、取材をしたことがある。早大で活躍していた頃で、その時から独特のカリスマ性、リーダーシップを発揮していた。学生が年上のライターに取材を受けるのだから当然だが、無駄口は一切なく、ただ、理想とするプレーを語ってもらった記憶がある。
 それから10数年が経ち、清宮氏は名指導者になった。現場で見る姿は、現役時代そのままで、独特のオーラがあった。弱体化していた早大を、見違えるように強くしたのだから、伝説の指導者、大西鉄之祐なみの厳しい人格を持っているのではないかと思っていた。
 ところが、ラジオで聴いた言葉はソフトでサービス精神満点。大沢悠里や毒蝮三太夫のピント外れな質問にも、丁寧に解りやすく答えていた。
なにしろ、「♪お〜さわ、ゆ〜りの、ゆうゆうワ・イ・ド♪」なんて歌まで歌っていたのだから、あのコワモテの清宮が…。イメージがすっかり変わった。
これはひとつの到達点に立った男の余裕のような気がする。自分が立つべきところに、しっかり立っているから、自信があるから、自分を必要以上に大きく見せることもないし、小さく見せることもない。自然でいられるのだ。だから、鷹揚な受け答えができる。
低迷する日本ラグビーを救える第一の人材は清宮氏かもしれない。
いずれはなると思うけど、清宮監督が率いるラグビー日本代表を見たい。
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2006年04月20日

J1とJ2の間の壁は、ほとんどなくなったようだ

 J2第10節は、J1から降格した3チームが揃って負けた。柏は山形に、東京ヴェルディは仙台に、神戸は横浜FCに足をすくわれた。
 私は、J1もJ2も、あるチームのファンブックの仕事をしていたことがあって、試合をよく見ていたので、J1とJ2のレベルの違いを知っているつもりだ。ほんの3〜4年前まで、その差は大きく、J1とJ2の間には大きな壁があると思っていた。スピード、プレーの精度など、目に見えるほどの違いがあって、天皇杯などで対戦しても、J2のチームがJ1に勝つことはめったになかった。
 だが、今はそんなこともなくなった。かつては「J2のお荷物」と陰で呼ばれていた甲府が、J1に上がって健闘しているし、名門・ヴェルディやナビスコカップで優勝したことがある柏がJ2で苦戦している。
 日本のプロサッカーも成熟期に入り、各チームの力が拮抗、選手の名前や格だけでは勝負にならなくなったのだ。
 とくにJ2は、過去の実績がまったく通用しない混沌とした世界になっている。これから順位はどう推移するか、それによってチームは変わるのか。注目したい。
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2006年04月19日

新庄は、引き際もぶっ飛んでいる

 新庄剛志の突然の引退表明は、偶然ラジオで中継を聴いていたため、生で耳にした。
 ヒーローインタビューのお立ち台で自らマイクを握った新庄は、「みなさんに報告したいことがあります」と切り出した。ホームラン2本を打ち、5打点をあげたヒーローだ。ファンは景気のいい話が聞けると思って、ワーッと歓声を上げた。ところが、話は妙な方向に向かう。「阪神で10年、メジャーで3年、日本ハムで3年プレーした」と。で、「今シーズン限りで引退することを決めた」という言葉が飛び出した時、スタンドの歓声は「キャ〜!」とも「ヒ〜!」とも聞こえる悲鳴に変わった。
 まだ、シーズンが始まって3週間。ホームランを2本も打つんだから、新庄だって故障しているとか、力の衰えを感じたということはないだろう。
 そんな時に、ヒーローインタビューの場で引退宣言なんて前代未聞だ。「宇宙人」といわれた男だけのことはある(それとも、どうしても辞めたくなるような出来事でもあったのだろうか)。
 ファンの反応は二分されるだろう。新庄の最後のシーズンを見ようと、球場に足を運ぶ気になった人もいるはずだ。反対に怒っている人も少なくないだろう。「こんな時期に引退発表なんかして、チームのことを考えているのか」と。たしかに、チームには悪影響を及ぼしかねない。「やめたくなったからやめます」、「最後のシーズンを楽しみます」なんてヤツがチームにいたら、優勝するために必死にプレーしている選手は、反感を覚えるはずだ。「そんなヤツは試合に出さないで欲しい」と思う選手もいるだろう。チームはそんなところから崩れていく。元日ハム監督の大沢親分や張本さんあたりは怒りまくって「喝!」を連発するに違いない。
 契約だって、これからのシーズン、全力を尽くすということを前提として交わす。なのに、こんな時期に引退宣言なんかされたら、詐欺みたいなもんだ。
 ただ、プロ野球選手は個人事業主だ。出処進退は自分で判断する立場にある。前代未聞だが、こういう決断や行為をする選手が出てきてもおかしくはない。それを、ぶっ飛び男・新庄は初めてやってのけた。「チームのため」という考え方が一番大事という浪花節がまかり通る世界から、あっさり飛び出したわけだ。私としては新庄の行為を支持はできないが、プロ野球の体質を変える一石を投じた意味はあると思う。
 ともあれ、残りのシーズン、新庄を見る世間の目、チームメイトの目、マスコミの目が、どうなるかには注目したい。
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2006年04月18日

ナショナルトレセンをJOCが運営するのは当然でしょ

 今回も新聞記事の話題。
 目についた記事は、東京北区西が丘に来年07年末完成予定のナショナル・トレーニングセンターの運営を日本オリンピック委員会が参画することになったというものだ。
 ナショナル・トレセンとは、国がアスリートのために用意する最高のトレーニング環境だ。オリンピックの出場する選手が集中してトレーニングできる、あるいは将来有望なジュニア層を育てる基地としても使える。多くのスポーツ先進国はこうした施設を持っていたが、日本にはなかった。それがいよいよできることになった。
 ここまでは私も知っていた。その運営にJOCは当然加わるものと思っていた。
 国が作るスポーツエリート養成環境といえば、オリンピックを対象としたものだ。それをJOCが運営するのは当然のこと。結果的にはそうなったが、運営に参画することがニュースになるところを見ると、本決まりにはなっていなかったようだ。
 なんでこの国はこうなんだろう。当たり前のことが当たり前に決まっていないで、無駄とも思える紆余曲折がある。
 でもまあ、待望のナショナルトレセンができて、運営も収まるところに収まったからいいか…。
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2006年04月16日

高校野球での有望中学生の勧誘行為は、そんなに悪いことなのだろうか

 16日の新聞に、群馬県立前橋工業高校の野球部長が入学を希望する中3生に入試の作文指導を行い、これが勧誘行為に当たるとして高野連が処分を検討している、という記事が載っていた。
 別に入試に出す問題を教えたわけではない。作文指導といっても入試本番の作文のテーマと一致していたわけでもなかったようだ。指導した生徒の一部は合格したが、その入試も厳正に行われたという。それで処分とは解せない。この野球部長の行為が目くじらを立てるほどのことなのだろうか。
 高野連への報告は、学校自ら行ったようだ。おそらく指導を受けた生徒か親が他の生徒か親に話し、それを不公平だと言い出した親がいて、騒ぎになっては大変と、あわてて報告したといったところだろう。
 勧誘行為の自粛を求めている高野連は、これを重大事と受けとめて発表。報道されたというわけだ。
 新聞記事なんかになると、前橋工がすごく悪いことをしているように受け取られる可能性があるが、こんなこと、多くの高校がやっていることなんじゃないか?
 今年、娘が高校に進学したから高校受験事情は分かっているが、今はかなりの比率で、推薦入学が行われている。私立だけでなく公立もだ。内申も重視されるが、それ以外の要素、スポーツの競技力に秀でているといったことも推薦に加味される。また、現実に私立ではセレクションや練習参加などが行われ、スポーツの能力で入学させるところがある。つまり勧誘は行われているのだ。
 今年の選抜大会で、さわやかな話題として取り上げられたのが沖縄・八重山商工と準優勝した長崎・清峰高校だ。両校とも県立高校であり、地元出身者で固めたチームということで喝采を浴びた。高野連としても、お手本としてアピールしたい高校だろう。
 だが、この両校の監督にしたって、他の野球名門校に行こうとしていた有望な生徒を、「行かないでくれ。うちの高校で甲子園を目指そう」と誘っていたという。入試指導こそしなかったかもしれないが、これだって勧誘じゃないか。
 そもそも有望な選手に対し、勧誘はまったくなしで地元の高校にちゃんと入試で合格点を取って入らなければならない、なんて決まりになったら、どうなるだろう。
 才能はいい環境、いい指導者によって開花するもの。その望む環境に行くことができなければ、才能の芽を摘むことになる。結果、高校野球のレベルは落ち込む。ただでさえ少子化で、部活人口が減っている今、こんなたてまえ論ばかり言っていたら、日本のスポーツはどんどん衰退するぞ。
 前橋工の一件に対し、高野連の参事は「旧態依然としたこのような行為は許されない」と語ったというが、どっちが旧態依然なんだ。
 野球の能力で人生を切り開きたい子は、それをすんなり認める方が、よっぽど合理的ではないか。高野連の言うことはワケが分からない。
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2006年04月15日

ファンの熱さが伝わる応援

 横浜―巨人戦を見ていたら新しい発見があった。巨人の応援が、どうも去年までとは違う。トランペットなどの鳴り物はあるのだが、それに合わせて応援団が歌うように選手を応援する。「かっとばせ〜○○」なんて単純なものではなく、選手に応じた応援の文句がメロディに合わせて歌われる。ロッテファンが始めた応援に、どこか似ている。
 巨人ファンに言わせれば、もうとっくにやっていた、何をいまさら、かもしれないが、セリーグの開幕あたりから何かと忙しくて、プロ野球のナイターを落ち着いて見られなかったのだ。だから、応援の変化も今になって発見した次第。
 でも、この応援、なかなかいいと思う。
 よく、野球通といわれる人が、「日本の応援はうるさくてたまらない、メジャーのように、静かに見させてくれ」などというが、日本でそれをやったら、観客動員は減ると思う。
 思いっきり選手を応援したい、そうすることで好きなチームが勝ってほしい、そして自分もすっきりしたい。球場に来るファンはそういうものだ。そのファンが一番熱くなれるのが鳴り物なら、それでいい。それが日本のプロ野球ファンのメンタリティに一番合っているのだ。メジャー流にする必要はない。
 その応援が、ちょっと変わり始めている。サッカーに学んだというか、応援者が声を合わせスタジアムに一体感を持たせるものになってきたということだ。ロッテだけなら、特別に熱いファンがいるチームだからということになるが、巨人のファンもやりだしたとなると、他にも波及するかもしれない。
 それもいい。時代に応じて野球が変わるのは当然だし、応援も変わるのだ。
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それぞれの高校生に、それぞれのライバル心

 今年、高校に進学した娘が、バドミントン部に入った。進学した高校は、バドミントンの強豪ではないが、それでも中学での経験者はいる。娘も、中学時代はそこそこの成績を残していたので、東京都の中学バドミントン事情には詳しい。「○○中の○○さんは強い」という情報は頭に入っているから、それぞれの地域の出身者とは共通の話題があって、すぐに打ち解けたそうだ。
 「○○さんは強豪の○○高校に入った」、「○○さんは、真面目そうに見えるけど、性格は相当悪い。あの子には絶対負けたくない」とか。
 全国各地、あらゆる競技で、高校の部活が新人を入れて始動した。こんな会話が、いたるところで交わされているんだろうな。
 私の場合はマスコミにいるため、日本を代表する選手のライバル物語などを書いたりするが、どの競技もひとりひとりの選手の中では狭い地域でのライバル心、対抗心が渦巻いているはずだ。
 こうして始まる06年シーズン。娘だけでなく、多くの高校生アスリートがどのように成長していくか、見届けたいと思っている。
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2006年04月14日

苦闘を続ける礒貝洋光

 男子プロゴルフツアーが開幕した(東建ホームメイト杯)。
 民事再生手続きをした尾崎将司が再起を期す。元プロ野球選手のデーブ大久保も出る。今年、高校生になったばかりの伊藤涼太も参戦する。女子に押され気味だった男子ツアーも、何かと話題豊富。それなりに面白そうだ。
 今回のツアーには出場できなかったが、プロゴルフでは気になっている選手がいる。礒貝洋光だ。元サッカー選手。帝京高校時代は、そのテクニックに度肝を抜かれたものだ。ガンバ大阪に入団した時も、注目度はすごかった。が、今ひとつ期待に応えられず、レッズに移籍。ここでもパッとせず、98年に引退してプロゴルファーになった。
 以来、気になって、彼のホームページを定期的に読むようになったが、苦闘を続けているようだ。腰痛で思うような練習ができないこと。トーナメントに出場するための予選会がなかなか通過できないことなどをこのサイトで知った。
 その文章からは、ゴルフに対するさまざまな思いが感じられる。明るく装っているが、プロとして活躍できないもどかしさが、なんとなく感じられる。サッカーとゴルフ、競技は違えば勝手も違うのだろう。
 でも、これからも応援は続けるつもりだ。今は苦闘を続けている。だが、いつか自分にとって有利な流れが来るはずだ。キツいことも多いだろうが、前向きの姿勢は捨てていない。そうした心意気が実を結ぶ日が来ることを信じたい。
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2006年04月12日

見たら凄かった、ゴリエ杯・チアダンス全国大会

 身辺が落ち着いてきたので、久しぶりにプロ野球中継をじっくり見ることができた。で、そこでテレビを消そうとしたが、ついチャンネルを変えたら、ワンナイのゴリエ杯・チアダンス全国大会なるものが目に飛び込んできた。テレビを消せなくなった。
 ワンナイという番組は見たことがある。が、笑いの感覚についていけなくて、以来、見る番組の範囲から消えた。だから、ゴリエ杯のチアダンス大会も知らなかった。
 だが、今回の出場者の演技には目を奪われた。
 完全にスポーツだ。とくに優勝を争った2チーム「パワフル・エンジェル」と「ガムQ」の子たちの極限までつきつめた演技は、スポーツの真剣勝負と同質の感動があった。
 先生は厳しい。子供たちはそれに必死についていく。涙、涙の日々だ。プレッシャーにも押しつぶされそうになる。
 小さいうちから何もそこまで追い込まなくても、といいたくなるほどだ。
 が、そこまでやることに、そしてやればやったなりの結果がついてくることを知ることには、やはり意味があると思う。うれし涙、悔し涙、色々あったけど、こんな経験をできる彼女たちは幸せだ。
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2006年04月11日

中高一貫教育でサッカーエリートを育てるJFAアカデミーがスタートした

 「JFAアカデミー福島」が8日に開校、第一期生がサッカーエリートになるための生活を始めた。
 JFAアカデミーとは日本サッカー協会が中学年代から才能あるサッカー少年・少女を集めて最高の環境で最高の指導を受けさせ、将来の名選手を育てようという試みだ。なにしろ練習場が日本代表もトレーニングする福島県のJヴィレッジ。コーチ陣もその道の専門家が揃っている。そもそも日本サッカー協会がバックについていること自体すごい。サッカーの道を進もうと思う子たちにとっては、これ以上の環境はない。
 そのせいか競争率も大変なもので、男子は455人が選考試験を受けて合格が17人、女子は202人が受けて23人が合格。各地から飛びぬけたセンスと身体能力を持った選手が集まったといえる。
 中学、高校、大学と、指導者も環境も違う分断状態での育成とは違う。それに今、どの競技も中学時代から将来を見据え、英才教育を受けさせることが当たり前になっている。
 だから、こういう試みが始まるのは当然だ。
 でも、その分厳しい生活が待っていることも事実。選手はみんな寮生活だ。中学は福島の広野中、楢葉中、高校は県立富岡高に進学する。多感な中学、高校時代に親元を離れて、サッカー漬けの日々を過ごし、競争に勝たなければならない。
 すごい決断をしたなあ。
 だからこそ、彼らの今後を見つめたい。応援したい。
 同年代の、やはりスポーツをしている娘を持つ親として、その勇気あるチャレンジは、注目し続けたい。
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がんばれ! 斎藤隆

 ドジャースに入った斎藤隆が、メジャー初登板でいい仕事をした。フィリーズとの試合の8回、1死1・2塁で登板し、ピッチャーゴロ併殺。たった4球だが、きっちりベンチの期待に応えた。
 横浜の元エース。日本で15年活躍し、87勝をあげたピッチャーも、メジャーへ行けば、ゼロから実績を積み上げていかなければならない。1試合1試合、1球1球に気持ちを込めて相手を抑え、チームの信頼を勝ち取っていかなければならない。36歳になる斎藤が、すべてをリセットして、原点からチャレンジするのは大変だろう。だが、がんばっている。
 斎藤に限らず他のアスリートも同じだが、こういうチャレンジを続ける姿には勇気づけられる。
 いくつになっても、どんな状況でも、コツコツと積み上げていくことが大事だと思い知らされる。
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