2006年05月31日

Jリーガーたちは日本代表をどう見ているのか

 世間はすっかりW杯モードだ。サッカー選手といえば代表の23人のことしか話題にならない。一般人は、それも当然だが、代表と同じプロサッカー選手であるJリーガーは、どんな気持ちなのだろうか。私にも、数少ないが友達感覚で話ができる選手がいるので聞いてみた。
「ボクは、ある時点で代表は無理って悟っちゃったんです。プロサッカー選手である以上、カズさんみたいに、いくつになっても代表入りを目標にしていなければならないんだろうけど、代表候補レベルのプレーはやはり凄い。それが現実です。だから、彼らに追いつこうというより、ボクはボクなりのプレーを精一杯やるしかないなと思ってます。
そう割り切っちゃっているから、日本代表は素直に応援しています。チームメイトも、ほとんどがそうですよ。代表選手とは一緒にプレーしているし、どこかに悔しさもあるけど、嫉妬といった感情はないです。ただ、代表がクローズアップされることは、イコール自分のふがいなさを実感させられることでもある。だから、中には不機嫌なヤツもいます。どんな思いを溜めているのかは、聞いてないから分からないですけど…」
 Jリーグには31のクラブがあり、選手は900人以上いる。彼らはアマチュア時代は将来を嘱望され、ほとんどの選手が代表入りを夢見ていただろう。だが、900分の23の現実の前に、大多数の選手が敗れ去る。でも、サッカーが好きだから、素直な気持ちで代表を応援しているのだ。
 日本の多くの目がドイツに向けられている今も、彼らはクラブの練習グラウンドで汗を流している。そのことは忘れないでおこうと思う。
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2006年05月30日

オールスター投票から見える今のプロ野球人気

 オールスターのファン投票の中間発表の結果が出た。セは案の定、阪神の独占状態だ。投票に設定された12のポジション中、11部門で1位をとった(野手8ポジションに、投手は先発、中継ぎ、抑えの3部門)。一方、パはロッテが5つのポジションを独占。今のところ、ではあるが、オールスター対決は昨年の日本シリーズの対戦カード、阪神―ロッテ戦の様相をていしている。
 今のプロ野球を見ると、これも納得できる。プロ野球で盛り上がっているのは阪神とロッテのファンなのだ(球場の観客の入り具合や熱気を見ると、これにソフトバンクを加えてもいいかもしれない)。
 というわけで、多くのファンを引きつけて盛り上がっている小数の数球団と、コアなファンはいるけど、それが拡がっていかない多くの球団に分かれている状態。双方には、かなり温度差がある。今ひとつ、プロ野球が盛り上がらないのは、この温度差のせいのような気がする。
 オールスターのファン投票にエネルギーを燃やせるのが阪神とロッテのファン。他の球団も阪神とロッテを見習って、そんなファンを獲得する方策を練らなければ、プロ野球は危ない。阪神とロッテだけじゃ、プロ野球は成立しないからね。
 スワローズファンの私も遅ればせながら、オールスター投票に登録。スワローズ選手を中心に投票をした。
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2006年05月29日

ロッテの選手の躍動は、見ていて気持ちがいい

 巨人―ロッテの3連戦は、ロッテ選手の生きのよさばかりが目立った。今江も、西岡も、福浦も、大松も、とにかくバットを振る時は、思いっきり振る。それが気持ちいい。
 ピッチャーとバッターは常に心理戦をやっている。相手の出方を読み合い、その時々の流れに応じて強気になったり弱気になったり。それが野球の面白さでもあるのだが、そんな面ばかりを見ていると、見ている側の気分も重くなってくることがある。
 ところが今のロッテの選手の打席には、それがない。打てるのは10回のうち、せいぜい3回。あとの7回は打てないんだから、「ダメならダメで、しゃ〜ない」という感じで、失敗を恐れず、思い切りいく。だから、筋肉も躍動する。結果もついてくる。そんな感じだ。
 もちろん、ロッテだって調子が落ちれば、プレーも重くなってくるだろう。だが、選手のキャラ、メンバー構成を見ると、そういう状況にはなりにくいチームのような気がする。
 ロッテの快進撃はまだまだ続きそうだ。
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2006年05月28日

サヨナラの清原を、ひっぱたいたヤツはいなかった

 オリックス・清原が横浜戦でサヨナラ満塁ホームランを打ったが、面白かったのはホームインした場面だ。普通なら、ヘルメットをボコボコたたく手荒い祝福が見られる。が、清原の場合、ヘルメットに手は伸びていたが、手の平でなでるようにしていた。体もたたいている選手はいなかった。清原を取り囲んではいたものの、どこか及び腰。やっぱり、チームメイトから見ても、清原は怖いんだな〜。
 今日のところは勝利に貢献したし、観客動員も増えるのかもしれないけど、腫れ物にさわるような存在は、やっぱ問題がありそうだ。
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2006年05月27日

同じ日に生まれた世界的ストライカー

 今週後半は、ある雑誌の特集でW杯の記事を書いていたので、頭の中の大部分がサッカーになっている。W杯のジンクスを調べるため、資料調べもずいぶんやった。たとえば、W杯の前年にバロンドール(欧州年間最優秀選手)を受賞した選手がいる国は優勝できないというもの。で、調べてみると、それは本当だった。昨年のバロンドール受賞者はブラジルのロナウジーニョ。ジンクスが生きていれば、大本命のブラジルは優勝できないわけだ。
 そんなことをやっている合間に南米年間最優秀選手もチェックした。南米の選手でもトップレベルは欧州に渡ってしまうので、欧州最優秀選手に比べると、ちょっと格下感はある。が、それでも、バルデラマ、チラベルト、ロマーリオといった、そうそうたる名前が並んでいる。
 その中の個人的に思い入れのある選手がいる。1986年の最優秀選手に選ばれた、アントニオ・アルサメンディだ。80年代ウルグアイ代表のストライカー。リバープレート(アルゼンチン)の選手としてトヨタカップに出場し、決勝ゴールを決めたこともある。
 で、なんで思い入れがあるかというと、私と生年月日がまったく同じなのだ。誕生日が同じというのは結構あるが、年まで同じ人というのはなかなかいない。そういう人が、大好きなサッカーのスターだというのは嬉しいものだ。その事が判明して以来、日本代表の次にウルグアイ代表を応援するようになった。でも、今度のドイツ大会には、ウルグアイは出ないんだよね。
 ともあれ、アルサメンディは今でも気になる人だ。引退後は何をしているのだろうか。ウルグアイのサッカー界の功労者だから、協会で偉くなっているかもしれない。代表監督にならないのだろうか。情報が少ないから分からないが、時どき、そんなことを考える。
 同じ日に生を受けた人物が、どんな人生を歩んでいるか、元気でやっているかは妙に気になる。
いつか彼に会う南米への旅がしてみたい。実はそれが私の夢だ。
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2006年05月26日

W杯フランス代表は、すごいことをやっている W杯フランス代表は、すごいことをやっている

 フランス代表が、W杯のトレーニングとして、アルプス登山した。54歳のドメネク監督以下、ジダン、アンリといったスターたちが3700メートル峰に登ったという。
 写真で見ると、完全な雪山。本格的というか、滑落したら命も危なそうな山行だ。みんなで困難を克服して、結束を高めようということなのかもしれないが、日本ではとても考えられない。ケガをしたらどうする、体調は大丈夫か、なんて心配が先に立って、とんでもないということになるだろう。そもそも日本代表の選手は、登山なんかやったことはないだろう。
 こんなトレーニングをしたフランス代表が、W杯でどんな成績をあげるか(前回は屈辱のグループリーグ敗退だった)、注目したい。
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2006年05月25日

頭の切り替えって難しい

 複数の仕事が錯綜して混乱状態にある。
 おかげで、ほぼ毎日書いてる日記を、一日サボってしまった。
 複数の仕事とは、1締切りを迎えた原稿書き、2その原稿を書くうえでまだ終わっていない取材、3それとは別の取材、4その後に控える仕事の取材のアポ取り、5それとは別の作業、6それとは別の私的雑事などだ。
 混乱するのは、仕事の質が微妙に違うためだ。原稿を書くこと、人に会って話を聞くこと、電話やメール、ファックスなどでアポを取ること…、これらは頭の使う部分が違うようだ。それを1日で切り替えながらこなすのは、結構大変。結局、どっちつかずで、どれもはかどらなかったりする。
 複数の仕事が来るのは、ライターにとってとてもありがたいことだ。それにこんなこと、ン十年も続けている。混乱したり、コボしたりしている場合じゃないのだが、いつまでたっても慣れない。
 売れっ子のもの書きのブログなどを読むと、原稿を何本仕上げた、誰それに会った、テレビに出た、趣味の何々をやった、などと1日でいろんなことを、ごく当たり前のようにこなしている。そういうのを読むたびに、すげ〜なと思う。
 それができない私は、とりあえず目の前の仕事を終わらせていくしかない。
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2006年05月23日

「キッシュ」って説明の必要がないほどポピュラーな食べ物なのか

 今日、初めて「キッシュ」なるものを食べた。
 別に食べたかったわけではない。昼からの取材が長引き、終わったのが3時過ぎ。何か食べようと編集者と手近な店に入った。数種類あるランチは、すでに売り切れ、唯一残っていたのがキッシュだった。
 私も編集者も、キッシュがどんな食べ物か知らなかった。メニューに説明もない。が、これしか残っていないので、とりあえず食えりゃいいやと頼んだ。
 で、出てきたのは卵パイのようなもの。中にはソーセージやホウレンソウが入っていて、トマトソースをかけて食べるようになっている。まあまあ美味かった。初めてと言ったが、何かの立食パーティかなんかで食べた記憶がある。
 しかし、メニューにどんな食べ物か説明しないで済むほど、キッシュとはポピュラーなものになっているのだろうか。これを知らないオジサンのライターと編集者は、遅れているのだろうか。もしそうなら、時代の流れに取り残されていることになる。
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2006年05月22日

成功と失敗を公開で見せるのがスポーツ。選手は辛いだろうな。

 現在、午前1時20分。たまった原稿を書いている。ついさっきまで、インターネットのプロ野球情報をチェックしながら書いていた。東京ヤクルトー福岡ソフトバンク戦だ。
 延長12回までいって試合が終わったのが0時15分頃。こんな深夜まで試合をやっていたのは、記録的なことではないだろうか。
 試合を見ているわけではないのでスタジアムの空気までは分からないが、その攻防はすさまじいものだった。とくに延長に入ってからは、両軍ピッチャーはピンチの連続。1球で試合が決まってしまう状況が続いた。最後は12回表にヤクルト・吉川が3点を取られて7−4でソフトバンクが勝ったが、こういう試合では、チームのみんなが頑張っている分、観客が遅くまで残って見ている分、敗戦の責任を負うのはつらいだろう。
 こういう状況を見ると、スポーツ選手はつくづく大変だなと思う。スポーツは行為の成功と失敗を公開で多くの人に見せることでもある。成功することは、勝者やヒーローになることであって、多くの人が拍手や歓声で称えてくれるのだから、喜びは大きいだろう。だが、逆の失敗した場合は、みじめな姿をさらすわけだ。ただでさえ負けたことの悔しさがあるのに、見ている者の多くがそれを心に刻む。
 責任も感じる。罵声も浴びる。ひょっとしたら次のチャンスを与えられなくなるという不安にもさいなまれる。
 われわれ一般人だって、日々成功と失敗の連続だ。が、それは公開ではない。もちろん周囲の人には知られるだろうし、落ち込むこともあるはず。だが、それが拡がることはない。場合によっては、自分の心の中にとどめておくこともできる。
 しかし、プロスポーツ選手は見知らぬ他人からも失敗を見られ話題にされる。勝敗がはっきりすることは大きなプレッシャーになる。その意味で大変だ。
 そのすごい世界で生きている選手には敬意を表したい。
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2006年05月21日

白鵬―把瑠都の初対戦が楽しみだ

 すっかり国際化された大相撲が面白い。千秋楽は、横綱への階段を順調に上っている白鵬(モンゴル)と、新入幕ながら優勝争いに食い込みそうになった怪物・把瑠都(エストニア)の初対戦がある。ふたりとも、21歳。今が伸び盛りだし、朝青龍や琴欧州らとともに今後の大相撲の顔になるのは確実だ。そう、大相撲の未来を担う力士のほとんどが外国人なのだ。
 その外国人を相手に孤軍奮闘している日本人力士が、関脇・雅山だが、トシは28歳だもんなあ。期待の19歳・稀勢の里は、ホンモノの強さが身につくまでまだ時間がかかりそうだし。本当は外国と日本、同数ぐらいの強豪が優勝争いを展開する構図が理想的なのだが、今の外国人力士の強さを見ていると、それは難しい感じだ。
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2006年05月20日

W杯の話になると止まらなくなる

 某雑誌のW杯直前特集の取材をしている。
 その中で各界のファンにW杯予想をしてもらうページがあり、昨日も3人に話を聞いた。私もそれなりに、日本代表の戦いぶりや試合展開の予想はしているが、3人も3様で、詳細にシミュレーションをしている。それを語る口調の熱いこと!。180度違う見解もあるが、それぞれ説得力があるし、視点によって色々な解釈ができるのが、サッカーの面白さだろう(話で共通するのは、ブラジルの強さ。グループリーグで当たる日本はもちろん、優勝争いもブラジル中心で展開するというのが共通認識だ)。でもって、話が始まると止まらなくなる。ひとりとは、2時間も話し込んでしまった。
 今後も仕事に限らずW杯の話は出るだろうし、さまざまな見解を聞くことになるはず。それを加味したうえで、6月に入ったあたりで、私なりの展開予想を出すつもりだ。
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2006年05月19日

最近、ねばりがなくなってきたと感じたので、

 ここのところ、ネバネバ系の食品ばかり食べている。納豆にヤマイモ、モズクにメカブ、松前漬け…、今は、スーパーで見つけた野沢菜と昆布を混ぜてとろみをつけた漬け物をつまみに酒を飲んでいる。
 ネバネバ系の食べ物は、体の粘膜の強化になって健康にいいといわれる。それもあるのだが、ネバネバ食品を食べたくなるのは精神的なものもあるような気がする。なんか最近、自分自身に粘りが足りなくなったと感じるのだ。
 トシのせいか、仕事をやっても持続力がない。このくらいでいいか、とすぐに妥協してしまうことも多い。でも、それじゃいけないという思いもどこかにある。
 スポーツでもそうだ。いい選手は、簡単には勝負を捨てない。負けるにしても粘る。それが次につながることがある。
 粘りは重要なのだ。それを自分に意識させるために、ネバネバ食品を食べてような部分がある。肉体的にも精神的にも、ポッキンと折れないように、これからもネバネバ食品を食べ続けようと思っている。ネバネバは、私にとって一種のサプリメントかもしれない。
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2006年05月18日

とてつもない2センチの差

 12日にジャスティン・ガトリン(アメリカ)が出した陸上100メートルの世界記録が取り消された。ガトリンのタイムは9秒766。0,001の位は四捨五入するのが規則だが、誤って切り捨てられて、9秒76と発表されたそうだ。正確には9秒77で、パウエル(ジャマイカ)との世界タイ記録になってしまった。
 このレベルの選手になると、0,001秒で1,02センチ進む。まあ、分りやすくいえば1センチだ。当初の発表通りの9秒76にするには、9秒764を出さなければならず、その差は2センチ。だが、この2センチはとてつもなく大きい。2センチ速く走れたかどうかで、陸上関係者はもとより、世界中のメディアが右往左往するわけだし、何億人という人々の話題になる。ガトリン自身も世界最速の称号が得られるかどうかは大問題。収入にも億単位の違いが出るだろう。
 大したことのない2センチの違いもあるし、これほどとてつもない2センチの違いもある。そういうものに振り回されるのも人間だからか。

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2006年05月17日

楽天・谷中の一球入魂

 BSで中継した交流戦・楽天―ヤクルトの一戦で、楽天の谷中が印象に残るプレーを見せた。
 1−7から6点を一挙に取り、楽天が7−7に追いついた5回、2番手で登板した谷中は、2アウト1・3塁のピンチを迎える。打者・古田が打ったのは強烈なピッチャー返し。抜ければ、センター前のタイムリーで勝ち越し点を与えることになる。
 その打球を谷中はなんと、グラブをつけていない右手で捕りに行ったのだ。打球は指に当たって勢いが衰え、ショートゴロアウトになった。
 バッターからピッチャーまでは約18メートル。その至近距離から飛んでくる石のような固さの硬式ボールは凶器だ。長年ピッチャーをやっていれば、その怖さは知り抜いているはず。当たり方が悪ければ大怪我になるだろうし、選手生命が終わる可能性だってある。冷静に考えれば、やっちゃいけない行為だ。1点を失うのも痛いが、チームにとってはケガで中継ぎピッチャーがひとりいなくなるのは、それ以上に痛い。
 だが、谷中は手を出した。グラブをはめている左手では間に合わない。反射的に右手が出た。
楽天はダントツの最下位。しかも、4回までで7−7という荒れた試合だ。ここで1点を失うぐらい、大したことはないと外から見ている者は考える。しかし、谷中にそんな意識はなかった。真剣勝負をしているアスリートの「負けたくない」という本能だろう。
指を痛めた谷中はこの回で降板。後続のピッチャーが打たれて、結局、楽天はまた負けた。身を挺して守ったプレーは何にもならなかったわけだ。が、私はこのプレーに感動した。別に体を張ることがすごいというわけではないが、必死の思いが伝わってくるプレーは目に焼きついた。
谷中は西武、阪神、オリックス、楽天と渡り歩いた33歳の地味なピッチャーだが、この一球入魂の姿を見せてくれた以上、応援しないわけにはいかない。
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2006年05月16日

ジーコはゴールをMFに託すことを決断したのかもしれない

 今回の日本代表発表で最も注目されているのは、久保が落選し巻が入ったことだろう。私も一番頼りになるストライカーは久保だと思っている。それだけにショックだが、キリンカップのスコットランド戦の動きを見ると、不安を感じないではいられなかった。
 ジーコの選択には、賛否がうずまいている。否は、やはり久保を外したことに対するものが多い。だが、詳細な情報は入っているはずだし、久保の今のコンディションでは厳しいと判断したのではないか。
 そう思った時点で、FWでゴールを奪うことは期待せず、MFにその仕事をさせることを決断したような気がする。FWは前線で体を張ることであり、そこでキープしたボールを、テクニシャン揃いのMFに託すと。巻は自分を犠牲にするそんな泥臭いプレーができるし、高原もそんなタイプ。柳沢も自分で打つよりも、生きたボールを出すスタイルの選手だ。
 そういえば、これまでの2回のW杯の6ゴールも、FW3、MF3。本来、点を獲る役目のFWと組み立てをするMFが同じ点数だ。ジーコが育てた鹿島も、FWのゴールは少なく、MFが点を獲るケースが多い。また、ジーコ自身がMFでありながら、ゴールを量産した選手だった(そういえば「マイアミの奇跡」でブラジルを破ったゴールを決めたのはMFの伊東だった)。
 日本の場合、FWはゴールのお膳立てをする役目であり、得点担当はMF。代表の人選を知って、そう感じた。
この構想が吉と出てくれればいいのだが…。
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2006年05月15日

安馬が負け越しの危機

 日曜の朝、スポーツ紙のテレビ番組欄を見て驚いた。なんとスポーツ中継の多いこと。プロゴルフは男女、全日本ボウリングもあるし、競馬のヴィクトリアマイルもある。夜はK1にプロ野球、フィギュアスケート、深夜にかけてはF1にサッカーFAカップ、プロレス、BSでも大リーグやプロ野球をやっている。もう、スポーツ中継花盛りなのだ。
 いろんなことが重なって、なかなか現場で観戦できない身としては、テレビ中継はありがたいのだけれど、これだけ色々あると何を見るべきか、迷ってしまう(丸一日、スポーツ中継を見ている暇はさすがにない)。
 で、限られた時間で何を見たかというと、大相撲の幕内後半戦だ。
 実は、何を隠そう、モンゴル人力士・安馬(アマ)のファンなのだ。身長は185センチあるようだが、体重は110キロそこそこの軽量。だが、軽いにもかかわらず、真正面から正攻法の相撲をとる。強靭な足腰や人並みはずれた運動神経があるからこその相撲だ。だから、見ていて楽しい。スポーツを見る爽快感がある。
 ところが、今場所は不調で、今日まで1勝7敗。負け越しの危機だ。
 この分だと、負け越して小結を陥落しそうだが、これからどこまで粘れるか。しっかり応援したいと思っている。
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2006年05月14日

相手のゴールが狭く見えてしまう

 サッカーのゴールのサイズは、横7,32メートル、高さ2,44メートル。キーパーの能力によっても違うが、ボールが通過するには十分な空間がある。ところが、今の日本代表は、この空間にボールをなかなか通すことができない。シュートを打てば、キーパーの正面をつく。隅へ飛んだと思ったらポストに跳ね返される。ゴールを大きく外れるシュートは減ったが、ゴールネットが揺れるシーンは滅多に見られない。
 サッカーゴールのサイズというのは不思議なものだ。チーム状態がよく、選手のモチベーションも高い時には、意外なほど簡単にゴールが奪える。ところが、チームの歯車が合わなくなると、ゴールには目に見えないバリアができたように、入らなくなってしまう。今の日本代表はまさにこんな状態。スコットランド戦では、相手のゴールがやけに狭く見えた。
 代表選考前の試合で緊張感もあったのだろうが、かなり深刻な状態だ。W杯までの4週間でこの状況を脱することはできるのだろうか。セルジオ越後さんが、ラッキーボーイの出現しかないといっていたが、嫌な流れを断ち切るラッキーボーイが本当に出てきてほしいと思っている。
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2006年05月13日

松井秀喜に大きな試練

 松井秀の手首が、変な向きに曲がった映像を見て、背筋にヒヤッとしたものを感じた。レベルは違うが、私も似た経験をしたことがある。草サッカーのキーパーをやっていた時のこと。ボールをセーブしようとして飛んだときに、右手の小指から地面に落ちた。小指に体重がかかり、変な向きに曲がった。軽い骨折で、数ヵ月後には治ったが、その時の嫌な感触は今も意識にこびりついている。
 松井も嫌な感触が手首に残るだろう。全治まで3ヶ月ぐらいかかるというが、これまでのようにバットを振れるようになるまで、さらに時間を要するのではないか。バッティングの感覚は微妙なものだ。とくに、手首の感覚は重要。松井の精神力は、そんなケガで萎えてしまうほどヤワではないだろうが、嫌な感覚が本来のバッティングを狂わさないとも限らない。この野球人生最大ともいえる試練、乗り越えてほしい。

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2006年05月12日

食品の産地を見ると、その土地が生んだスポーツ選手のことが思い浮かぶ

 日常、家で食べたり飲んだりする飲食物の産地をチェックするクセがある。別に産地にこだわっているということではなく、それがどんな土地でできたのか、単純に興味があるからだ。この日記を書いているのは、お酒タイム。最近は焼酎を飲んでいるので、鹿児島、熊本、宮崎、大分など、九州産が多い。今、飲んでいるのは、大分県日出町で作られたものだ。で、「日出か、ここには日出暘谷高校があるな。自転車競技が強い高校だよな」とか思ったりしながら飲むわけ。熊本だったら、九州学院の末続や熊本工の前田(広島)、秀太(阪神)が思い浮かび、宮崎だったら、ジョニー黒木(ロッテ)、青木(ヤクルト)の名前が出てきたりする。こんなことを、ものを食べたり飲んだりしているわけだ。これも高校スポーツ好きの性(サガ)だろうか。
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2006年05月11日

勝負の世界では、「いい人」は結果を出しにくいらしい

 主に競馬の写真を撮っているカメラマンと会った。
 カメラだけでなくパソコンにも精通した人で、ある操作で解らないところがあったので教えてもらおうということで会ったのだが、話はつい競馬のことになってしまう。で、話題はジョッキーの人柄になった。
 それによると、リーディング上位に名を連ねるようなジョッキーは、大体性格に問題があるそうだ。ウラオモテがあって、自分が得になると思われる人物、たとえば馬主や調教師にはすごく気を遣って接するが、それ以外には横柄。つまり、人を見て態度を変える嫌なやつが多いということだ。
 もちろん、性格のいいジョッキーもいる。真面目で誰にでも分け隔てなく接する「いい人」。だが、あまり勝ち星は上がらない。
 でも、これって世の常なんだよね。要領のいいやつがいい思いをして、実直な人が割りを食ったりする。
 しかし、私はいいハートを持っているジョッキーを応援したい。
 ちなみに、性格のいいジョッキーとして名前が上がったのは、柴山雄一と小林淳一だった。
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