2006年01月18日

これでいいのか高校スポーツ その4

 仕事先の新年会に招かれ、つい深酒。なんとか自宅にたどり着いた状態で、日記が書けなかった。というわけで、一夜明けた今、二日酔いの頭を抱えながら、書いている。
 今回は、スポーツ留学についてだ。

 トップアスリートになる選手のほとんどが、親の影響で幼い頃に、その競技を始める。
 大物の片鱗は小学生時代に現れるものだ。当然、親も選手本人も、さらに上を目指す気になり、よりよい指導者、よりよい環境を求めて、進学する中学、高校を選ぶことになる。
 家の近くにそういう学校があればいいが、そんな恵まれたケースはめったにない。で、各地にあるその競技の名門校に「留学する」ということになる。受け入れる側の学校だって、好素材は欲しい。入学金や授業料、寮費の免除(あるいはもっと?)といった特別待遇を提示こともある。選手の側も、そうした条件を判断材料にし、進学先を決める。よほどのマイナー競技は別だが、多くの競技で、そのようなエリート養成のネットワークはできているのだ。
 当然、全国大会の様相はいびつなものになる。一部の強豪校が上位を独占し、地元のごく普通の選手が入り、ごく普通の部活をして出てくる学校は、とても歯が立たないというような。
 スポーツ留学を問題視する人は、こんな状況が気に入らないようだ。
 が、それはそんなに悪いことだろうか。
 誰だって、自分の人生を切りひらくために進路を決める。これは学業だって、文化・芸術の分野だって同じ。名門大学へ進学するために、遠隔地にある進学名門校に入る生徒もいる。音楽で身を立てるために、名指導者のいる学校へいく生徒もいる。スポーツの場合、全国大会という目に見える結果があるため、問題視されることが多いのだろうが、他人がとやかくいうことではないはずだ。昨夏の甲子園開会式で文科大臣が「地元出身の生徒たちが出てくるべきで、野球留学は問題だ」という主旨の発言をしたが、スポーツ界の状況を無視した情緒的な意見に過ぎない。(この項、続く)。
posted by アイザワ at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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