2006年01月20日

これでいいのか高校スポーツ その6

 身体能力においても技術においてもレベルが違うスポーツ留学生で構成される強豪校と、地元出身の選手が頑張って都道府県代表となった高校が、混在する高校の選手権は、いびつだし、内容的にもシラけるという趣旨のことを前回書いた。
 にもかかわらず、私は基本的に留学生是認派だ。
 数年前、外国人留学生を受け入れているラグビー強豪校の監督に話を聞いたことがある。その地域では輝かしい実績を残し、名伯楽とも呼ばれる指導者だ。その監督は外国人留学生にプレーさせる意味を次のように語った。
「留学生は体格も日本選手とはひとまわりも違いますし、センスも違う。そんな選手の力を借りて、勝とうというのはアンフェアだという声も聞きます。が、私としては勝つためだけに、やっているわけではない。日本のラグビーをレベルアップさせるには必要だと思っているのです。高校年代から、大きくてゴツい選手と対戦すれば、世界の強さが実感できる。日本のラグビーを世界に通用させるためには、日本人だけの生ぬるいレベルでやっていてはダメ。外国からの留学生を起用するのは、そうした刺激が日本の選手の刺激になってくれればと思っているからです」
 そう語るとおり、その監督は留学生を起用することに冷静だった。ラグビーは危険がともなうコンタクトプレーがある競技だ。しっかりとした体づくりや技術ができていない相手の場合は、当たった時に危険が生じるから留学生は出さないと言っていた。留学生を受け入れるのは、あくまで高校生に世界を経験させることであり、日本のラグビーのレベルアップのため。この考え方を、私は支持する。
 たとえば、これがアメリカのような多民族国家だったらどうだろう。アフリカ系の身体能力に秀でた選手が混在する試合でも、アンフェアだなんて声は起こらないはずだ。(こうした流れは、ヨーロッパにもあり、アフリカ系の移民選手がその国代表として国際大会に出場し好成績を収めることは多い)。
 日本は島国であり、単一民族といわれているせいか、差異のある外国人を受け入れることに抵抗がある。でも、万事グローバル化が進むこの時代。「日本人だけで、やってましょ」というわけにはいかないし、レベルアップにはシビアな状況を用意することも必要だと思うのだ(この項続く)。
posted by アイザワ at 01:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-01-20 01:50
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