2006年01月24日

一発レッド、それも再起困難なレッドカードをもらったホリエモン

 あるJリーグチームの昨シーズンの総括と今シーズンの展望を書く仕事を頼まれたので、昨シーズンの資料をチェックしていたら、興味深いデータを発見した。
 Jリーグが設定している反則ポイントだ。警告(イエロー)1回につき1ポイント、警告2回の退場も1ポイント、一発退場(レッド)1回は3ポイント、出場停止試合は3ポイントで、これを加算し、1シーズンで103ポイント以上のチームには反則金を課す制度だ。金額も決まっていて、たとえば103ポイント以上112ポイント以下は40万円、173ポイント以上は300万円もの反則金を、該当チームはJリーグに払わなければならない。

 昨シーズンの反則ポイントを見ると、成績と妙に符合する部分があるのだ。
 終盤もたついたものの悲願の初優勝を飾ったガンバ大阪は反則ポイント70で、18チーム中、2番目に少なかった(ちなみに、1番反則ポイントが少なかったのは、ポイント52のFC東京=10位で、フェアプレー賞をもらった)。
 一方、最も反則ポイントが多かったのは東京ヴェルディで、そのポイントはなんと156。かつての王者も、昨シーズンは17位に沈み、J2落ちしてしまった。また、反則金を200万円も払わされている。なお、同じくJ2落ちしたヴィッセル神戸の反則ポイントは127で18チーム中13番目、柏レイソルは131で15番目。いずれも、反則が多いチームが低迷し、J2落ちした。
 
 サッカーでは勝つため、あるいは負けないために必要なファールというものもある。「ここで抜かれたら決定的なシーンにつながる」という時、ベテランのDFは警告覚悟のファールをする(レッドにならない程度で止めるのがベテランの技)。
 だから、ファールは一概に否定できないが、しないで済めばそれに越したことはない。反則をすれば、やはり後々響いてくる。退場を食らえば、少ない人数で戦わなくてはならないし、レギュラーが出場停止になれば、コンビネーションが狂ってくる。反則が少なかったガンバが優勝し、多かったヴェルディやヴィッセルがJ2落ちしたのは、その証明のような気がする。

 そんなデータを調べていた時に、ホリエモンをはじめとするライブドアの幹部の逮捕のニュースがラジオから聴こえてきた。
 ある新聞記事によればホリエモンは、経営をサッカーになぞらえて、「イエローは1枚もらっても2枚もらわなければいい」とか、「勝つためには場合によっては反則を犯してもいい」というようなことを語っていたようだ。
 ホリエモン率いるライブドアは、新参チームにもかかわらず連戦連勝。目立つエースストライカーのホリエモンがいて人気も得た。だが、そのホリエモンのゴールは反則の積み重ねによって得られたものだった。
 それが審判に見つかった。一発退場、それも、人生を棒に振るほどの強烈なレッドカードだった。
 たぶん、100%反則をしないでプレーすることはできない。だが、最初から反則頼みでは、どこかが破綻するし、結果的には落ちていくしかない。ホリエモン逮捕の報を聴いて、そんなことを考えた。
posted by アイザワ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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