2006年04月26日

清原は裸の王様か

 「次に当てられたら、命をかけてマウンドに突っ走る」という清原の相手ピッチャーに対する恫喝発言が波紋を呼んでいる。20日の日ハム戦で、ダルビッシュに死球を受け、左手打撲のケガをしたことを受けての発言だ。戦列復帰に向け、ピッチャー心理に影響を与えるためと思われる。
 何を言ってるんだか、である。そもそも、ダルビッシュから受けた死球だって怒るようなボールではなかった。VTRで見たが、プロのピッチャーなら誰もが投げるような内角胸元のボール。清原は、それを打ちにいって、自分から当たりにいったように見えた。
 清原は歴代でもダントツの死球王だ。内角が弱点で攻められるということもあるが、それ以上に、避け方が下手というのが定説だ。向かっていく気性である反面、体が固く、機敏さに欠けるため、ヒョイっとボールをかわすことができないのだ。死球が多いのは自分にも責任がある。それを棚に上げて、恫喝するとは。巨人にいた去年、好機で阪神・藤川にフォークで三振に取られた時、「なんで、ストレートで勝負をしないんや。力と力の対決ができない藤川には失望した」というような発言をしたことがあったが、それも同じ。野球は劇画やプロレスの世界とは違う。内角を攻めようと、どんなボールで勝負をしようと、相手ピッチャーの自由。ピッチャーだって打たれたら生活に響くのだから、命がけで勝つための勝負をする。そこにはかけひきもある。少々危険なボールもある。ピッチャーもバッターも、それを承知で向かい合うのが野球だ。
 なのに、清原は言葉や威圧感満点の態度で、自分有利の状況に導こうとしている。
 清原が凄い選手であることは認める。出場試合数は現役で最多。歴代でも10位以内に入るのは時間の問題だ(実は某雑誌でそれを誉めたばかりだ)。通算ホームランも歴代5位。通算打点も歴代9位。こうした記録はもちろん、記憶に残るプレーも数多く見せている。
 こんな実績があるのだから、プライドを持って黙って勝負に臨むべきではないか。その方が、ずっとかっこいいのに。
posted by アイザワ at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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