2005年08月22日

励ましの達人を応援しに都市対抗野球を見にいく

 今日、都市対抗野球が開幕した。
 都市対抗は社会人野球最大のイベントだ。が、多くのスポーツイベントが行われる今、注目度が高いとはいえない。見に行くのは出場する企業に所属し、動員をかけられて行く人ばかりだ。

 私にはとりたてて応援しているチームはないが、観戦に行く。見たい選手がいるからだ。三菱重工長崎に所属する鈴木勘弥という内野手だ。

 私は今年の夏、縁あって社会人野球の選手に接する機会があった。9月3日からオランダで開幕する野球W杯に出場する日本代表チームを取材することになり、7月下旬、合宿が行われた山形・鶴岡まで行ってきたのだ。

 その紅白戦での目撃談。
 投手の1球ごとに励ましの声をかける選手がいた。1塁を守っていた鈴木だった。
「キレてるぞ!。そのボールを投げていれば大丈夫だ」
「いいコースだ。いいぞ、その調子だ」
 よく通る声でこんな言葉をかけ続ける。
 プロにも高校にも、声をよく出す選手はいるが、その多くはワンパターンだ。「打たせていこうぜ」とか「バッチ、コーイ」とか。だが、球種やコースまで具体的に示して、投手を励まし続ける選手は初めて見た。

 ひょっとすると声を出すことで自分の守りのリズムを作っているのかもしれない。が、私にはともに戦う仲間への心からの励ましに聞こえた。1球もおろそかにせず、真剣に野球に取り組む姿勢がうかがえた。その声にはスタンドにいた私もなぜか元気づけられた。

 日本代表に呼ばれるぐらいだから好選手であることは確かだ。が、プロ入りの可能性はすでにない31歳の地味な選手。長崎のグラウンドで地道に練習を重ねて、向上を続けてきたはずだ。
 その鈴木が社会人の晴れ舞台でプレーする姿を見るために、年季の入った励ましの声を聞くために東京ドームに行く。

 三菱重工長崎は明日、NTT西日本と対戦する。
 


posted by アイザワ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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都市対抗野球
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