2005年08月31日

いつまで続けるつもりだ、球場・球団の殿様商売

 スポーツを書くライターは無料で試合を観ていると思っている人が多いかもしれない。
 たしかに書く原稿の内容が、その試合の経過を伝えるものだったり選手のコメントだったりする場合は、取材申請をしてIDカードをもらい、無料で球場に入ることはある。だが、それ以外は一般人と同じように入場料を払って観る。

 私の場合は年間平均でプロ野球は5〜6試合(Jリーグは3〜4試合)、個人的にスタジアムに出かけて行って観る。自腹の時はスコアやメモなんかとらないで、ビールを飲んだりしながら楽しんでいる。

 ところが、ここのところビールを飲むことがなくなった。高いからだ。東京ドームで800円、神宮球場で700円。紙コップ一杯分、約350ミリリットルでこの値段だ。他の球場はチェックしていないが、どこも大体こんなものだろう。
 安売りの酒屋に行けば同じ350ミリリットルの缶ビールが200円前後で買える。発泡酒なら130円だ。居酒屋でもビールの大ビン(633ミリリットル)が400円ぐらいだ。
 球場内は他の飲食物も高い。東京ドームの場合だが、紙コップ入りのコーラが250円、弁当は千円前後、立ち食いそば・うどんが600円。球場内の物価は1・5倍から2倍なのだ。

 日銀総裁や財務官僚が「景気は踊り場を脱却した」なんて理解不能な言葉で楽観論を語っているが、世の中はまだまだ不景気だ。デフレも続いている。物価は安くなったが、収入も少ない。おカアさんたちは1円でも安い食材を買おうとスーパー巡りをし、おトウさんたちは、昼メシを300円の豚丼にしようか、立ち食いそばにしようかで悩んでいる(私がそうだ)。
 そんなご時世に、一杯800円のビールなんか、とても飲めたもんじゃない。家計を守るカミさんに申し訳が立たない。

 入場料も高い。どの球場も内野席は4千円〜5千円する。球場内でメシを食ってビールの一杯も飲もうと思ったら、1万円札が必要だ。これじゃ気軽に観に行くことはできない。

 球界は野球人気が落ちた、観客動員が減ったと騒いでいるが、本当に危機感を持っているのか疑問だ。バブル時代と変わらない、こんな殿様商売を続けているのだから。
 最近、ヒーローインタビューのしめくくりで「球場に来てください」という選手が多いが(球団が言わせてるんじゃないか)、行きたくたって行けないんだよ。

 球界改革もいいけど、こういうところから見直すことも必要なんじゃないかと、130円の発泡酒を飲みながらラジオの阪神−中日首位攻防戦を聴きつつ思った。
posted by アイザワ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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